最近のボカロ関連ニュースで気になるのが、AIを使った音声合成に関するニュースです。先週は「CeVIO AI 東北きりたん ソングボイス」のニュースがありましたが、今週も「Synthesizer V AI」の発表や、小春六花のCeVIO AI トークボイス制作発表と、AI音声合成のニュースが続きました。
今年2月にAI歌声合成ソフト「NEUTRINO」が公開されて、「AIきりたん」が話題になって以来、AI音声合成に関する動きが活発になってきているように感じます。今年から来年にかけて、AI音声合成に関する大きなニュースが続きそうです。
さて、そんな音声合成界隈の動向を伝える週刊ボカフロ、今週は5件のボカロ関連ニュースを取り上げます。
- Dreamtonicsが深層学習ベースのAI歌声合成「Synthesizer V AI」を2021年初頭にリリース、Sakiと小春六花のAI版歌声DBを予定。ついなちゃんのAI版歌声DB制作を目指すクラウドファンディングも予定
- 小春六花のテキスト読み上げソフトはVOICEROIDからCeVIO AI トークボイスに計画変更と発表
- 初音ミクと人形浄瑠璃のコラボ公演「恋娘紬迷宮」が富岡製糸場にて行われた。群馬交響楽団アンサンブルの演奏、人形遣い吉田玉助さんの文楽人形、ミクナノーさん、KAITOダヨーさん、初音ミクのCGモデルが共演
- 初音ミクのオンライン公演「HATSUNE MIKU EXPO 2021 Online」の楽曲コンテストが開催。グランプリ曲は、そのコンサート演奏がクラウドファンディングのストレッチゴールとなる予定
- VOCALOID技術を活用し、歌って会話するロボット「Charlie」のプロトタイプをヤマハが公開。2021年初の発売を目指す